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テレビが生み出すヒット商品

日経MJ「2009年ヒット商品番付」には、
これまでにない顕著な傾向がみられます。

テレビの報道番組でのパブリシティー効果による
ヒット商品が多くみられるのです。

「エコカー」  トヨタのプリウスはエコカー減税と補助金により
市場環境が優位に整いましたが、それ以上に「こども店長」のインパクトがヒットに貢献。
NHK大河ドラマからの加藤清史郎君ブームに大きく助けられました。

「激安ジーンズ」  ユニクロのジーユーが発売した990円ジーンズが
価格競争を引き起こし、参戦するスーパーの競争ぶりがニュースになり
大きなパブリシティー効果を生みました。
中には、ニュース取材の入る店だけで販売して、メディア露出をねらうケースまでも。

「餃子の王将」  新規オープン店舗のオリジナルメニュー開発エピソードが
夕方のニュース番組で何度も取り上げられました。
餃子の味の話題より、オープン当日の朝まで、オリジナルメニューが完成せず、
悩む新米店長の話が各局で話題に。

「仏像」「戦国BASARA」  テレビが顕在化させた歴女ブームで、
一気に登場した歴史好きな女性達が、安心して大きく動きました。
キャラクターに注目が集まる、オタク志向のビジネスパターンは男性と同じです。

「PEN EP-1」「ザ・ビートルズ リマスター盤CD」
団塊世代の昭和なつかしさブームは、ニュースネタになりやすく
報道材料も多いので、ヒットのキッカケが多かったようです。

「ベイブレード」「ハイボール」も関連ヒット。

その後の「ボジョレヌーボー」もライバルに対応した
ディスカウント合戦がニュースの話題に、大きく取り上げられました。


一方で、テレビで大ヒットになるのはありがたいけど、
ブームはすぐに終わるので、チョットありがた迷惑?の声もあります。


テレビはメディアとして圧倒的なインパクトを持っています。
そのために、ピークに上り詰めるまでの時間が短く、
ブームで動いた購入者の商品理解が、浅いケースが多く見られます。

いわゆるノリで買ってしまう人が多いのです。
ですから、販売と同時に購入者への理解を深める作業を徹底すれば、
固定客化が十分可能です。

購入者を「あなたは偉い!」と誉め、商品についての理解を再度深めましょう。
さらに、口コミの種を蒔きやすいキーワードを提供し、
周りへの優越感を提供することが必要です。


市場がシュリンクしているとき、パブリシティーのインパクトは大切です。
知恵を絞って、テレビと良いお付き合いをする習慣をつけましょう。

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