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2010年4月

豪華な粗食

行政改革と聞くと、今でも土光敏夫氏を想い出します。

昭和56年に鈴木善幸政権で第二次臨時行政調査会長に就任。
昭和61年まで臨時行政改革推進審議会の会長として、
当時としては画期的な行政改革の推進役を務めました。

行政改革の先頭に立つ人として、
その謹厳実直な人柄と同時に、質素な暮らしぶりも有名でした。

あるテレビ番組で、土光さんご夫婦の夕食の様子が放送されたとき
「メザシ・御浸し・味噌汁・玄米」と言うメニューが紹介され、
「メザシの土光」のあだ名が付いたこともありました。

ただその後、そのメザシは湯島の某有名店のもので、
実は美味しい高級品と言うほほえましいオチがつきました。


夕食卓の平均年齢が60歳を越えたら、「豪華な粗食」をお勧めしています。
子供達が食卓から離れたら、必要以上に量は要りませんし
健康のために、脂肪や塩分のコントロールがメニューには大切になります。

それには、まさに粗食がイチバンで
「メザシの土光」は正しかったと言う訳です。

さらにただの粗食ではなく、ウンチクが話題にできる
有名店(高級店とは限りません)の材料なら
食卓の会話も弾んで、楽しく美味しく食べることが出来ます。


そんな大きな市場に向けて、
食品メーカーの商品説明、プロモーションに一工夫が必要です。
材料にこだわって、グラム単価が若干高めでも美味しく話題豊富な製品を作りましょう。
地元の歴史や材料、古くからの調理法、それに絡む有名人や匠の技など、
話題に事欠かないような読み易い説明書も要ります。

町おこしには最適なテーマです。


自分流「一汁三菜」を考えましょう!
アジのひらきは伊豆のあの店、お漬物は京都のあそこから、
お味噌を新潟のあの蔵から送ってもらって、
おコメは千葉のあそこで譲ってもらって、自分で精米しよう。

考え始めるだけでワクワクしてきました!

故郷の森へ帰る方法

ウッドコーディネーターと言う仕事をご存知でしょうか?

木材のソムリエとでも言う仕事で、
家を建てる時、住まい手にとってピッタリの木材を、
全国の森林から探してくれるプロフェッショナルです。

美味しい料理にピッタリのワインがあれば、いっそう味が引き立つように
快適な住まいにピッタリの木材があれば、さらに幸せな暮らしになるというわけです。

木童(神戸)の木原代表がそのウッドコーディネーターで
彼の説明によると、ウッドコーディネーター「木童」の仕事は、
こだわりを持って育林・製材している森の人達と、
「木の家」を建てたい住まい手の、
なかなか通じにくい双方の想いをつないでいくことだそうです。

「僕らの想いと、住み手の想いが木の香りのなかで共鳴するとき、
心の底から満足できる本物の家ができあがる」と、木原さんは言います。


幸いな事に、日本国内には必要かつ充分な木が育っています。
不幸な事に、その有効活用システムは崩壊に近い状態です。

しかし、木原さんのような人材と時代の流れが、
市場と共に流通システムはモチロンのこと、
何より家を建てる人たちの意識を、変えつつあります。


1 生まれ故郷の木材を使いましょう
  ふるさと納税が盛んなように、自宅を建てる、マンションを購入する際
  自分の生まれ故郷の木材を一部に使うのは如何でしょう。
  お店を出すとき、内装に出身地の木材で香りをつけるのは如何でしょう。
  
  木材の香りの刺激はきっとあなたのDNAに響いて、
  故郷に帰ったようなリラックスを生んでくれるでしょう。
  お客様は、同郷のDNAが刺激され集まってくれると思います。

2 生まれ年の木材で家を建てましょう
  自分の生まれた年に植林された木を作って家を建てるって
  チョット、ロマンティックですよね。
  同い年の同級生と一緒に暮らしている感じで、心和むと思います。
  
  さらに、孫に自慢も出来ますし、将来孫達は一緒に付けたイタズラの跡をみて
  おじいちゃんを想い出してくれます。

  自分の生まれ年に仕込まれたヴィンテージワインを買ったあなた。
  自分の生まれ年の製造番号を持ったヴィンテージライカを買ったあなた。
  次は、子供や孫のためにも、木の家ですよ!


森林資源を新しい発想で活用する事は、新しい産業を生み雇用も増えます。
次世代への大きな投資を可能にします。
何より、環境とそのサイクルを守り、結果として人の暮らしを快適にします。

そして、今の時代に最も必要な「安らかな気持ち」を
私達に提供してくれます。


飛松中学校(神戸市)のグランドの奥にあった林は今どうなっていますかね?
みどりと木の香りを想い出します。

秘密のケンミンSHOW的情報

秘密のケンミンSHOW(日テレ系)をご覧になった事はありますか?

日本全国にある地方独特の食べ物や食習慣、
さらには生活習慣から方言まで、
これまであまりメディアで紹介されることのなかったモノを、
幅広く取材するバラエティー番組です。

日本のマスコミはその大半が東京に集中しているため、
空港ではありませんが、かなりの情報ハブ化が進んでいます。

全国から発信される情報は、一旦全て東京に集められ、
東京のマスコミ及び情報関係者によって
東京の生活習慣や感覚で整理選択されて、
その後、全国に再発信されています。


一方で、日本人特有の情報処理上の心理に
自分の行動、習慣は、皆も同じと思い込むクセ(?)があります。
その為、地域(東京も含む)で当たり前のことは、全国でも当たり前と考え
情報として東京に向け発信されてきませんでした。
なんでこんな事知らなかったのだろうと思う情報があるのは、そのせいです。

つまりマスメディアからは「当たり前」のことは情報として入手しにくいのです。
これが逆に意外性を生み、この番組の面白さの原点になっています。

考えてみると最近ブームアップしてきたB級グルメも同じ情報スタイルですし
栃木弁がセールスポイントの漫才コンビがヒットする時代ですから
ある意味で、地方再発見の時代なのかも知れません。

それならこの情報発信方法を利用すると、町おこしの起爆剤にできますし、
マスメディアやテレビの協力も得られ、ヒット商品も作れます。


それにしても、番組内で大阪はいつもターゲットにされ
「ヒミツの大阪」コーナーとして取り上げられますが、
反対に関西人から見た東京を「ヒミツの東京」としてまとめると

魚屋の店頭で、魚がヨコに並んでいる。(関西ではタテに並んでいます)
カツレツの中身が豚肉である。(私は東京に来て初めてトンカツを食べました)
うなぎが背開きになっている。(どうしてうなぎだけ背開きなんでしょうか)
いなり寿司が四角で、おまけに具が入っていない。(三角で、ニンジンとゴボウが入っています)
お葬式の門前に花輪を並べる。(関西では、しきびを並べます)

関西の判断基準で見ると、東京は変な事だらけです。


それにしても、東京の地方に対する上から目線にはチョット引っかかります。
我が家でも、ただ一人地方出身者の私に対する家族の目線が・・・!?