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3次元的なコンセプトの立て方

その1 「エジソンの発明力」を真似る

その1 「エジソンの発明力」を真似る

「発明王」として、また「努力」の人として我々はエジソンの事を教えられてきましたが、深く調べてみるとどうもそれだけではない様です。むしろあまり知られていない部分にこそ、エジソンのエジソンたる所以があり、そこに学ぶべき物が多くあります。
実はエジソンを現代風に正確に言うと、「発明王」ではなく、「実用化特許王」とでも言うべきだと思います。なぜかと言うと、エジソンが発明したとされる物のほとんどは、基本のコンセプトや構造までが既に出来ていても実用化や大量生産出来ないでいた物を、エジソンが商品化し更に特許を取得してビジネスとして成功させていたからです。
例えば、代表的な例として「電球」は、エジソンが実験に参入した時には既に多くの研究所で開発実験が進んでいました。

広いカテゴリーの情報と知識を持ち有効に組み合わせ利用

「ランプの火屋の掃除からの解放」をコンセプトに、ガラス球の中を真空にし導体に通電して発光させればいいと言う考えまでは、既に他の研究者達により出来上がっていたのです。
そこへエジソンが参入し、竹炭のフィラメントに始まり合金のフィラメントを完成させるのです。さらにその際、エジソンは銀行家から研究資金を出資させる為に彼らしいアイディアにあふれたパフォーマンスも展開しています。
ここで大切なのは、フィラメントに竹を利用しようと思い付く柔軟な発想が浮ぶ事、金属の研究にこだわらず通電して発光する物を探し出せる事で、広いカテゴリーの情報と知識を持ち有効に組み合わせ利用出来るかどうかなのです。
天才的に閃く発明家になるのは大変ですが、この情報化時代ですからエジソンほど努力しなくても(?)情報を入手することは出来るので、誰でも雑学家としてのエジソンなら目指せるのではないでしょうか。
「99%の努力と1%の閃き」と言う名言は努力の大切さを教える事に使われてきましたが、エジソン本人は「努力の上に閃きがないと努力が実らない」と言いたかったのだそうです。
カテゴリーの違う有効な情報は、ぶつかり合ううちに十分閃いてくれるという事だと思います。異なるカテゴリーの情報をいかに多く集められるかがポイントです。

 

その2 「ピカソの創造力」を見直す

その2 「ピカソの想像力」を見直す

20世紀を代表する画家の一人としてパブロ・ピカソを挙げる事については、全くと言って良い程異論はないものと思います。ピカソの活動領域は単に画家としての領域を越え、その天才ぶりは20世紀の社会に大きな足跡を残しています。
ピカソが我々に示した多くの作品の中でも、抽象と言うテクニックによる芸術表現は、一般の人達に対し最も彼の知名度を上げましたが、一方で彼の芸術の中で最も一般には理解の困難なものでもあります。
しかし、所謂抽象画が世に出る事が出来たプロセスは、今後我々が開発する事となる新しい商品を市場に認知してもらう為のヒントになると思います。

信用信頼という基盤

その頃の画家は、まだ一般大衆が相手と言うより自分を支えてくれるパトロンとの関係で芸術活動を維持していました。 ピカソが抽象に手を付け始めた頃、彼は既に立派なスーパースターで何人もの彼をよく理解してくれるパトロンを持っていました。ピカソが何を描いても解ってくれる、信じてくれる人達がいたので、抽象を世に出す事が出来たのです。 信用信頼という基盤があればこそ新しい提案や創造は認められると言う事です。

その3 「バッハの構成力」に学ぶ

その3 「バッハの構成力」に学ぶ

好きな作曲家の名前を聞かれて最初にバッハの名を挙げる人はあまりいません。しかし、「バッハは如何ですか」と聞けば「好きですよ」の返事が殆どの場合返って来ます。この事が大切です。
コンピューターでも解析出来ると言われるバッハの曲は、当時の音楽理論に忠実に書かれ、強いカリスマ性は無いものの誰にもいろいろな形で 理解され音楽市場に浸透してきました。

2枚目半的市場性の広さ

その2枚目半的市場性の広さで、結果として長い商品寿命と安定した売り上げを確保する事が出来るのです。ただし広い市場性を持っていると言ってもイージーに何でもありの商品企画ではなく、多くの切り口と安心出来るシャープさが必要である事は言うまでもありません。