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ヒットに3つのキーワード

「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」

正岡子規のこの歌は、彼が写生派といわれる所以でもある代表作です。

「柿を食べること」「鐘が鳴ること」「法隆寺にいること」の3要素に
関連や必然性はありませんが、関連のない要素を繋ぐことで、
その場の状況、そして景色はもちろん空気まで、
さらには詠み人の気持ちまでも伝ってきます。

ただし、それには大きな条件があります。

「柿の味」「鐘の音」「法隆寺」それぞれについて読者が知っていること、
そして関連の知識と経験があることです。

たとえば、家庭で食べた柿の味、どこかで聞いたお寺の鐘の音、
旅行でいった法隆寺、全く別々の経験と記憶でも、それが組合わさることで、
子規の世界が再現できます。

その材料も良質であればあるほど、その世界観は深くなります。
場合によっては、詠み手より深くなれるかもしれません。

お気づきですか? 
そうです、材料がないと組み立てられないのです。


企業側の上から目線で市場に情報を流しても、企業の自己満足に終わり
消費者が反応しないのはそのせいです。


市場環境、さらには消費者の持っている材料を、賢く組み立てると

ヒット市場が商品として顕在化するのです。
シーズをニーズそしてヒットに変える仕掛けはこれです。


意外な組み合わせほど、インスピレーションを刺激し、
大きなイメージを的確に作り、購買行動を起こさせます。

3次元的な構造が重要です。


今なら
「町おこし・ゆるキャラ・アラカン」とか
「ポジティブ・B級グルメ・健康資産」とかです。


そういえば、その昔「美人・湯けむり・殺人事件」は
テレビドラマのヒット要素でしたね?

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