ジャニーズ型サプリメント

「嵐」がデビュー10周年を迎え、コンサートツアーを実施中ですが、
全国15箇所のコンサートで、76万人を動因するそうです。スゴイ!!

オーディションを受け、パスするとレッスンを開始。ジュニアとして
先輩のコンサートのバックを勤めるなど、人気の出る可能性をテストマーケティング。
その中から、時代の流れに沿ってピックアップしたメンバーでグループを作り、
本格的にマーケティング開始。

これが、ジャニーズ事務所の基本パターンのようです。

ちなみに、おニャン子クラブも、モーニング娘もある意味では同じマーケティング手法です。

一人の大スターをじっくり育てるより、早期に小さなリスクで売れるスターを作るには
良い方法なのでしょう。

そうは言っても、少年野球チームのメンバーで作られた「ジャニーズ」に始まり、
現在、トップに立っている「嵐」に至るまでには、グループの作り方に
興味深い変遷が見られます。

いわゆるアイドルですから、可愛い美少年達ですが、それをグループに組むことで
さらに強力にして売ろうと言うのは、いいアイディアです。
ただ、そのメンバー構成の方法にジャニーズ独特のものを感じます。

昔は、タイプの似た可愛い少年の集団でしたが、そのうちキャラクターによって
2グループに分けられるような構成になり、究極の「嵐」では人気の出方に
時間差を組み込んでグループのロングセラー化を図っています。

この手法は、我々の仕事の中でも非常に重要なコンテンツで、
特にサプリメントの企画には参考になります。

サプリメントが珍しく新鮮だった時代を経て、あらゆるビタミンを全部入れた
マルチビタミンが登場し、その後はコラーゲンブーム、ポリフェノールブームと続きます。

市場の流れを汲んで、適切な構成を考え、単一素材の勝負ではなく
構成の上手さが勝負になって来ています。

始めは二宮君の可愛いさでスタート、松潤がカッコいいでブレイク、
櫻井君のインテリぶりが評価され、相葉君の親しみやすさに火がつき、
大野君の本格的が認められる。

その流れの中で、各キャラクターがそれなりに成長して、グループのパイも
拡大しているところが重要です。

飲み始めのキッカケはビタミンCだったけど、10年経ったら、20年経ったら
別の素材の評価も高くなっている。
市場性の長さはそうやって築く時代です。

あなたの会社の素材は、「嵐」の誰に近いですか?