インフルエンザへの対応

空気が乾燥し、気温も低下しています。
一方、新学期が始まり、旅行シーズンで人が移動するなど、
インフルエンザの流行に細心の注意が必要になって来ました。
これだけはと言う基本的な対応策について、整理をしてみました。


いわゆる、新型インフルエンザについて

1 従来型に等しい程度のウイルスなので、過剰な心配は不要である。
2 我々にまったく免疫が無いので、感染者が大量に発生する可能性が高い。
3 基本的な予防と的確な治療で大半は治すことが出来る。
4 但し、妊産婦、糖尿病患者など、免疫力の弱っている人達には特別な注意が必要。


予防方法

1 人が集まる場所、学校、会社、集会所、家庭などへ入る時には
  徹底して手を洗い、外部からウイルスをその場に持ち込まない。
  その際、石けんを使用する。
2 自分を含め家族に感染者が出たときは、マスクを使用する。
3 体温計を常備し、速やかな体温測定によって正しい状況判断が
  出来る様にしておく。


治療方法

1 発熱を伴う体調不良を感じたら、地域の指定どおりに病院へ行く。
2 事前に、ホームドクターを尋ね、発症時の診断方法を相談しておく。
  タミフル投与についても相談しておく。
3 発症したら、治療後1週間は外出せず自宅で休養する。


企業の対応策

1 社員及び社員家族の感染状況把握を迅速に行う。
2 感染者は、1週間休暇とし自宅で休養させる。
3 社員、社内で感染者が出た場合、保健所、マスコミなど
  関係機関への発表報告を迅速に行う。
  特に風評被害の発生に注意する。
4 産業医と相談の上、タミフルなど必要な薬剤を確保する。


従来型のインフルエンザも同様に対応し、予防を徹底して、発症しても
的確な治療で重篤にならないよう心がけましょう。

ワクチン接種情報、タミフル在庫状況など、事前情報を確実に
収集する事によって、適切な対応をすることでも安全は確保できます。

先ずは予防を心がけ、石けんによる手洗いで、感染しない、広げないを心がけましょう。
さらに、適切な投薬タイミングで治療を行うため、体温の変化に
充分注意するなども重要なポイントです。